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SEO対策 > 外部リンクに関する考察

当サイトでもあらゆるページで外部リンク(=被リンク)について言及しておりますが、今一度改めてこちらで外部リンクについて考察したいと思います。

「どういったリンクが効くのか?」といった類いのお話はここではしません。

SEO対策を学びたい、あるいはよく分からないという方向けに、外部リンクについて正しい知識と理解を得て欲しいのが目的です。


なお、最初に申し上げておきますが、私は外部リンクを推奨しているのではありません。と同時に「外部リンクは悪だ」というつもりも一切ありません。

SEOの要はコンテンツです、これは当たり前のことです。ただ・・・

貴方が自社サイトのSEO対策を行う上で外部リンクを獲得することは無視できない要因であり、検索順位の上昇に大きく貢献してくれる可能性があるということです。

ここはしっかりと理解しておく必要があります。

なぜコンテンツSEOという言葉が生まれたのか?

SEOに関していろいろ調べている人なら分かると思いますが、さまざまなところで「コンテンツSEO」という言葉が書かれています。

この言葉に定義などはないと思いますが、分かりやすく申し上げますと・・・

「リンクに頼って順位を上げるのではなく、ユーザーが求めているコンテンツをコツコツと作成しましょう。それがもっとも効果的なSEOです。」

これが一般的に言われているコンテンツSEOという言葉の意味でしょう。


コンテンツSEOのイメージ

上記文言は私が今即興で考えたものです。ただ、少しキレイに書いています。上記文言の内容は決して間違ってはおりません。ユーザーが求めているコンテンツがサイトに存在することは、実際に検索順位に直結します。

このコンテンツSEOという言葉、先ほど「キレイに書いてます」と申しましたが、世間では次のような意味合いで使われることが多いんです。

「外部リンクの時代はもう終わった。人工リンクは効かなくなったから、SEO業者は終焉を迎える。今はコンテンツを充実させていくことこそ、上位表示への近道だ。」

こういうわけです。私が知っている限り、何かこういう雰囲気の意味合いでコンテンツSEOという言葉が蔓延しているように感じざるを得ません。


ただ実際、過度の意図的な外部リンク対策にはGoogleからペナルティが課せられたり、ペンギンアルゴリズムで大きく順位低下を招く時代ではあります。これは昔なかったことです。

ですので「コンテンツに目を向けましょう」ということで生まれた言葉がコンテンツSEOです。

充実したコンテンツが評価されるのは当たり前なのだ

さて、以下に重要なことを3つほど書かせていただきます。しっかりと頭に入れてください。


・ユーザーが求めるコンテンツを作ることがSEOなので、そもそも「コンテンツSEO」という言葉はおかしい

・少なくとも私がこの業界に入った9年前から、しっかりユーザーのことを考えて作ったコンテンツはすでに評価されている

・自然であれ人工であれ、外部リンクは検索順位を上げてくれる大きな要因のひとつである


外部リンクに関する考察のページですので、あんまりコンテンツ云々の内容を掘り下げる気はありませんが、検索のアルゴリズムをちょっと考えると「ユーザーが求めるコンテンツを作ることがSEOである」というのは分かることです。


泣いている赤ちゃん

例えば貴方の子供がアトピーで悩んでいるとしましょう。親としては少しでも痒みを解消してあげたいと思うものです。

そこでアトピーに関する情報を調べようと思い、インターネットで検索しました。


サイトA:「アトピーの写真が4枚ぐらい並んであるだけのページで、あとは関係ない広告ばかり」

サイトB:「アトピーの詳しい症状が部位ごとに書いてあり、痒みを抑える食べ物やアトピー肌用の化粧水が紹介されていて、最寄りのアトピー専用の病院がいくつか紹介されているページ」


さて、どちらのページを見たいと思いますか?ほとんどの方は後者のサイトBではないでしょうか?どんなキーワードで検索をかけたかにもよると思いますが、おそらくサイトBのほうがアトピーで悩んでいる子供をもつ親御さんにとって役に立つでしょう。

また、GoogleもサイトAよりサイトBのほうを検索結果の上位に表示させたいと考えるのは当然のことです。サイトBのほうがユーザーにとって役に立つからです。


このように、自己満足のコンテンツではなくユーザー目線で役に立つコンテンツを作ること、それそのものがSEO対策になるわけで、それを改めて「コンテンツSEO」というのは何か違和感を覚えるのは私だけでしょうか?

さて、コンテンツの話はこれぐらいにして、先に述べた大事なことの3つ目、「自然であれ人工であれ、外部リンクは検索順位を上げてくれる大きな要因のひとつである」について解説していきましょう。

やり過ぎの外部リンク対策に制裁を加えたGoogle

昔はGoogleとYahoo!Japanの2大検索エンジンでアルゴリズムが異なっており、検索結果もまったく違うものでした。これが統合されたのが2010年12月のことです。

その頃のYahoo!JapanはYST(Yahoo Search Technology)という検索システム、アルゴリズムを使用しており、上位表示させるのにちょっとしたコツがありました。やり方さえ分かってしまえば比較的容易に上位表示ができ、「Yahoo!が得意なSEO会社」なんて言葉もよく聞いた記憶があります。

当時からもちろんコンテンツの評価をしておりましたが、Yahoo!はどちらかといえば外部リンク要因で何となっていたものです。SEO会社の腕の見せ所というわけです。


Google検索エンジンのアルゴリズム

一方Googleはと言えば、真面目にコツコツとコンテンツを作成し、検索ユーザーに役立つコンテンツを有するWEBサイトを高く評価していました。これは当時も今も変わっておりません。また、外部リンクも施策がストレートに効いたものです。キーワードリンクを張れば張るだけ上がった時代でした。

ただ、Yahoo!はそうではなかったので、GoogleとYahoo!、どちらの対策を取るかとなったら多くはYahoo!でしたから、無茶な施策はしなかったものです。アンカーテキスト分散などはYST(Yahoo Search Technology)で学んだ人も多かったのではないでしょうか。


そんなリンク至上主義に待ったを掛けたのがGoogleです。

WEBマスターツール(現サーチコンソール)への不自然な外部リンクのメッセージ、ペンギンアルゴリズムによる大幅順位下落といった具合に、やり過ぎのリンク施策、偏ったリンク施策をやってるWEBサイトはこてんぱんにしたわけです。

それ以降、SEO対策は外部リンクに走るのではなくコンテンツを充実させることをメインに行いましょう、という動きになりました。

Googleは不自然な外部リンクをどのように見抜いているのか?

まず、自然なリンクとはどんなものなのでしょうか?業種によってリンクの張られ方や張られる場所が異なると思いますので、一概には言えないとは思いますが・・・


「無料ブログやYahoo!知恵袋などのメディアで紹介される形でのリンク」
「パートナー企業からのリンク」
「WEBサイトの関連お役立ちリンク集などからのリンク」
「他に運営している自社メディアからのリンク」


このあたりが挙げられるでしょうか。自然かどうか微妙なものもありますが、一般的に考えて妥当なものだと思います。

一方、不自然なリンクについて挙げてみますと・・・


「似たような張られ方が大量にあるリンク」
「アンカーテキストがすべてSEOキーワードでのリンク」
「サイトフッター部分に無作為に並べられたリンク」
「低品質な中小検索サイトに大量に登録されてあるリンク」


このあたりになるでしょうか。不自然なリンクはGoogleに見つかると、先にも書かせていただきましたが手動ペナルティやペンギンアップデートで捕まり、順位が低下します。


ペンギンアップデート

ひとつ確認しておきたいのが、

これらの不自然な外部リンクはある一定の量を超えると「ちょっとやり過ぎじゃないか?」「おかしなリンクがたくさん張られているね」ということで捕獲されます。

不自然なリンクが1個でもあるとアウト、というわけではありません。検索エンジンもさすがにそこまで見てられないでしょう。

食べログやAmazonといったサイトに何らかのSEOキーワードで人工リンクを1本張ってみてください。順位は低下するでしょうか?するわけがありません。


また、自然なリンクの一例として挙げた「他に運営している自社メディアからのリンク」がありますが、こちらもあまりにも多いとペナルティ対象になる可能性もあります。ただ単に自作自演の人工リンクとも言えるからです。

パートナー企業からのリンクもそうですが、検索エンジンはA社とB社がパートナー企業であるという認識はできません。リンクのアルゴリズムに組み込めるわけがありません。

結局、すべての外部リンクが自然にもなり不自然にもなる可能性があるということです。


突き詰めると、自然に張られたリンクは効果があり、不自然に張られた人工リンクは効果がない、というのも間違っていることになります。

効果があるリンクと効果が少ないリンク、ほとんど効果がないリンクというのはもちろん存在します。車好きの人が個人で運営しているブログからのリンクと、トヨタの公式サイトから張られるリンク、どちらが効果が高いかといえば、言うまでもないでしょう。

ただ、外部リンクというのはあくまでGoogleのアルゴリズムの中で評価され、自然、不自然関係なくあくまでひとつの「リンク」として処理します。

分かりやすく言うと「リンクはリンク、それ以上でも以下でもない」というわけです。


参考:BACKLINKOによるランキング要素の大調査!100万の検索結果を分析してわかったこと。

SEO Japan さんの最近の記事ですが、最新の調査でもやはりバックリンクの重要性が浮き彫りにされています。「どのように集めるか?」は自由ですが、検索エンジンがGoogleである以上、SEO対策を成功させるためには外部リンクは外せない要因であることは間違いありません。

検索クエリにマッチしたコンテンツほどリンクがより効果的に働く

最後になりますが、コンテンツを作り込む重要性というのは先に解説させていただきました。これはSEO対策の基本であり、サイトの運営者が最優先で取り組むべきことです。

このコンテンツの充実というのは、サイト評価を高める目的ではあるのですが、人工であれ自然であれ、コンテンツが充実していればしているほど外部リンクの効果をより発揮することができます。

つまり、コンテンツを充実させればさせるほど少ないリンクで順位を上げることができるというわけです。


そもそも自然に張られるリンクというものを考えた場合、サイトがある程度露出しないとリンクが張られることはないため、乏しいコンテンツにリンクが張られることはありません。

立ち上げたばかりの薄っぺらいサイトにたくさんリンクを張るとペナルティを受けやすい、あるいは上がりにくいのはこのあたりの理由もあります。不自然だからです。


外部リンクによるペナルティ

「役に立つコンテンツにリンクが張られる ⇒ 当たり前 ⇒ 順位が大きく上昇する」

「あまり役に立たないコンテンツにリンクが張られる ⇒ ??? ⇒ 一応外部リンク効果によって多少は順位上昇の効果は見込める」


後者のサイトを上位表示させるためには「コンテンツを充実させるか外部リンクを増やすか?」の二者択一になります。

ただ、外部リンクを増やす選択をするのは先に述べた通り得策ではありません。まずはコンテンツを充実させることに専念すべきです。そもそも、充実したコンテンツでないとユーザーは逃げてしまいます。

また、充実したコンテンツに関しては「SEO対策の基本はコンテンツ。外部リンクはまったく別次元の話である」で共起語とともに解説しております。ただ単に「充実」と申しましても、適当にテキストを増やすなどの行動は無意味です。

このように、コンテンツと外部リンクは密接な関係にあります。


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