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SEO対策 > 内部施策のポイント

検索順位の決定要因は主に、コンテンツと外部リンク(被リンク)の2つで決まります。これに関しては当サイトでも言及してきたとおりです。

ただ、実際のところはサイト運用歴であったりドメインの年齢であったり、その他もろもろの要因が重なって決定しますので、100%コンテンツと外部リンクで決定するわけではございません。実際にGoogleは200以上のアルゴリズムで検索順位の決定を行っています。

当ページでは、SEO対策をこれから始めたい人、「SEO対策ってどうすればいいの?」という初心者の方向けに、サイト内部でできるSEO対策を弊社流にいくつかピックアップしてみます。

※中級者以上の方にとっては当たり前のことばかりですので、そういった方はこのページは読み飛ばしてもらって結構です。

1. 分かりやすく見やすいサイトであるかどうか

「何やねん、それ」と思わないでください。検索ユーザーにとって分かりやすく使いやすいサイトであるというのは、とても大切なことです。

キーワード出現頻度の調整やページの増量といった、よく言われていることを行っているがいまいち検索順位が良くないという方、今一度自分のサイトを客観的に見てみてください。検索ユーザーにとって分かりやすいサイトになっているでしょうか?


・ごちゃごちゃしててどこをクリックしたらいいか分かりにくい
・内部リンクのアンカーテキストとリンク先の内容が一致してない
・ページ一番下まで見たけど戻るのにいちいち手動で上まで戻らなければいけない
・同じキーワードが連呼されてて読みにくく読んでて疲れる
・大量の文字ばかりでイメージ画像がまったくない
・どこをクリックしてもリンク先がいつも同じページ ※売上に繋がるページなんだろうけど他も見たい
etc.


疲れている検索ユーザー

一見、直接SEO対策とは関係なさそうにも思えますが、検索ユーザーがストレスを感じるようなサイトの評価は以前よりも落ちてきています。自分で分かりにくければ知り合いに「うちのサイト、どう思う?」と聞いてみるのも良いでしょう。

もちろん、上記すべてに当てはまっていても上位表示されてるサイトはたくさんあります。先にも書きましたが、検索順位はさまざまな要因で成り立っているからです。

ただ、難しい技術抜きに「サイトの見た目」や「サイトの使いやすさ」といったシンプルな側面から見直すことも重要だというのが私の見解です。

2. 中身の薄いページをなるべく少なくする

これはサイト内にブログを仕込んで更新する際にも言えることなんですが、テキストがちょこっとだけ書いてあるだけで、別に検索ユーザーにとって何の役にも立たなさそうなページはなるべくなくしましょう、ということです。

もしくは、なくすことが無理な場合、可能な限り情報を持たせて少しでも価値のあるページに仕立て上げてください。


WEBサイトというものは、下層ページの集合体で成り立っています。つまり、サイトの価値というものは下層ページで決まるといっても過言ではありません。その下層ページはなるべく充実したものにしましょう、というわけです。


WEBサイトの構造

先ほど「可能な限り」と言ったのは、何も会社概要のページにテキストをふんだんに盛り込め!というわけではありません。会社概要のページは「会社概要を説明している」という点で唯一無二の価値があります。それはそれでOKなのです。

また、単純に「テキスト量=ページの価値」でもありません。少ないテキスト量でも盛り込まれている情報に価値があれば(=検索ユーザーの役に立てば)問題ありません。

「ページ数を増やしましょう」とアドバイスするコンサルタントはたくさんいると思います。それはそれで間違ってはおりませんが、根拠に基づいた増やし方をしないとサイト力の低下を招きます。

これまで「とりあえずページ数100ページ目指すぞ!」と意気揚々と頑張って来られた方、今一度自身のサイトの各ページを見直してみてください。

3. コンテンツ内容が似ているページはまとめる

これは少々判断、見極めが難しいかもしれません。なぜまとめたほうが良いかという結論を先に書きますと・・・

「似通ったテーマ(SEOキーワード)のページが複数存在すると検索エンジンを迷わせる原因になるから」

という理由になります。

サイト構造、あるいはナビゲーションが明確かつ分かりやすくなっていれば、このあたりの検索エンジンの迷いも少なくはなってきておりますが、やはり1ページ1テーマがSEO対策の基本になります。


SEO対策の基本は1ページ1テーマ

ユーザーが「キーワードA」で検索をしたとしましょう。膨大なWEBページの中から検索エンジンは「キーワードAに対する答えを持つWEBページ」を探し、順位付けします。もちろん貴方のサイトだけでなく他のサイトも含めて探します。

その際、貴方のサイトが候補に上がった場合「キーワードAに対して貴方のサイトでふさわしいページ」を探します。それがトップページかもしれませんし下層ページに存在するかもしれませんが、そこのページ(テーマ)を明確にしておかないと検索エンジンが選びにくいからです。それによってキーワードAにて最高の順位にならない可能性があるわけです。

もちろんメインとなるキーワードが複数ページに渡って記述されているのは仕方ありません、というか当然とも言えます。

そこではなく、例えばページを作る際に「このページのキーワードはこれにしよう!」という風に決めてページを作成すれば、そういったテーマ分散も起こりにくくなります。


検索順位を上げるためには外部リンクもとても重要ですが、いわゆるコンテンツの棲み分けの問題をしっかりクリアしていることのほうが重要かもしれません。

また、このコンテンツの棲み分けの問題は、できればサイト制作の段階から明確にしておくべきです。あとから修正するとなるとサイト規模によっては大変な労力になってしまいます。

このように、SEO対策はサイト制作の前の段階から始まっているというわけです。

4. 内部リンクにキーワードを詰め込み過ぎない

SEOビギナーによくありがちな、とにかく上げたいキーワードをたくさん記述するというパターン。

タイトルタグや見出しにはもちろん、本文中やはたまた、サイドバーにわざわざテキストを記述できるスペースを作って、何かしらメインキーワードを含んだ文章を記述する。

挙げ句の果てにはページフッターにもキーワードを含んだテキストを盛り込んで締め括る、ここまでやるとさすがにSEO対策どころか、逆に順位低下の原因になります。過剰なキーワード記述は検索エンジンスパムになる可能性があると、Google側も明言してます。


Googleスパムチームリーダー、マットカッツ

そんなキーワード記述に関してですが、内部リンクのアンカーテキストにも注意を払う必要があります。

当ページの最初の項目である「1. 分かりやすく見やすいサイトであるかどうか」のところでも言及しましたが、基本的に内部リンクはリンク先のコンテンツ内容と合致している必要があります。もちろん、内部リンクだけでなく外部リンクを含むリンク全体そうです。

内部リンクのアンカーテキストに不自然にメインキーワードを含ませているケースをたまに見かけますが、最低限リンク先の内容とマッチしていたとしても、ユーザーを惑わすレベルのアンカーテキストではいけません。クリックして「あれ?」と思わせないことは大事です。


あともう1点。アンカーテキストというものは検索エンジンに「次のページはこういった内容のページですよ」と伝える役割を果たします。外部リンクでも「キーワードリンクが一番よく上がる」というのは、この理由によるものです。

よく例えられますが、「18歳未満」と検索してYahoo!Japanのトップページが上位に表示されるのは、アダルトサイトの年齢認証ページで「18歳未満」を含むアンカーテキストでYahoo!Japanのトップページにリンクが張られているからです。


これらアンカーテキストの役割、効果を踏まえた上で考えると、内部リンクにメインキーワードを含ませ過ぎると、メインキーワードに関するページが多くなり過ぎてしまい、メインキーワードでの順位低下を招く可能性があります。もちろん適度であればSEO対策として効果が見込めます。メインキーワードに関するページが複数あるのは当然だからです。

検索エンジンがメインキーワードAで評価する際「メインキーワードAの周辺のキーワードがどれだけ盛り込まれているか?」も見ています。これを一般的に共起語と呼んでいます。

つまり、内部リンクはそこそこのメインキーワードを含むアンカーテキストとそこそこの共起語を含むアンカーテキストがバランス的にはベストになるということです。言うまでもなく、アンカーテキストはコンテンツありきなので、まずそういったコンテンツが存在することが前提になります。


このあたりのアルゴリズムは複雑ですし、十分に説明するにはまだまだ足りません。

また、SEO対策というものはそのサイトごとにベストなチューニング、内部リンク設定がありますので、これらの説明が当てはまらないケースももちろんあります。十人十色ならぬ十サイト十色といったところでしょうか。

ただ、SEO対策を勉強中で現在取り組んでいる方々は、とりあえず以下のことを頭に入れておいてください。


・キーワードを意識して過剰にキーワードをアンカーテキストに入れない

・検索ユーザーが見て自然で分かりやすいアンカーテキストを心がける

・リンク先の内容とアンカーテキストの文章は一致させる


内部リンクに関してはこの3つのことさえ守っていれば大丈夫だと思います。今一度ご自身のサイトをチェックしてみてください。

5. メインキーワードを含むアンカーテキストでトップに返す

内容が少々姑息で取り上げるべきか悩みましたが、一応ご説明しておきます。

「トップページをメインキーワードで上位表示する」ことだけがSEO対策ではありません。そもそもSEOというものは、クローラーにちゃんとサイト構造を認識させてWEBページを検出してもらい、WEBサイトを正しくインデックスさせ評価してもらう作業全般を言います。

が、やはり多くのサイト運営者が自社サイトのトップページをメインキーワードで上位表示したいと願っていると思います。

その場合「下層ページからトップページへどういうアンカーテキストで返すのがベストか?」という話です。

実のところ、このあたりでお悩みの方は多いかもしれません。昨今、小手先の技術が通用する時代ではありませんし、ちょっとしたことでサイトの価値など上がりませんが、やはり小手先は小手先で抑えておきたいというのが本音でしょう。


小手先のSEOテクニック

ここまで読んでこられた方ならお気付きだと思いますので、結論だけ言いますと・・

「トップページへの内部リンクは『HOME』よりもキーワードを含んだアンカーテキストで返すのがベスト」

ということになります。理屈は先に述べたアンカーテキストの役割を考えればお分かりかと思います。

ただし、これもやり過ぎると逆効果になりますので、ほどほどが大切でしょう。どうやり過ぎると逆効果になるかは、また別の機会に解説させていただきます。小手先内容ですので、このあたりで説明は終えておきます。

6. サイトの更新、メンテナンスを続ける

もっとも重要で誰でもできる内部対策、それがサイトの更新やメンテナンスです。WEBサイトを運営している以上、ある意味このあたりはサイト運営者の責務であると言っても過言ではなく、検索エンジンも重要視している要素のひとつです。

貴方がどのようなジャンルのサイトを運営されているかは分かりませんが、最初にサイトを作って終わりではいけません。やるべきことはたくさんあるはずです。


・有益な情報を新たにページを作って発信する
・既存ページの見直し、ボリュームアップ、コンテンツ追加など
・商品の口コミやレビューの追加
・タイトルタグやディスクリプションの見直し
・その他、今よりもより良くなるような改善全般
etc.


サイト運営者が更新をやめていても上位表示されているケースはあります。何度も申し上げておりますが、順位決定はさまざまな要因で成り立っているからです。

しかし、まだまだ不完全であるとはいえ、検索エンジンはフレッシュな情報、生きているコンテンツを評価しますし、確実に今後もその方向へ向かいます。


「検索ユーザーが欲しがっている情報は何かを常に問い続け、有益な情報を発信し続ける」


これが誰でもできる、いや、サイト運営者の貴方しかできない最高のSEO対策です。


※当ページは加筆予定です。ふと思いついたらどんどん追加していきますので、参考にしてください。最終更新日:2月8日


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