SEO対策の基本中の基本であると断言しても良いタイトルタグ。「タイトルタグって何?」という方はあまりいてないとは思いますが、念のため説明しておきますと、
WEBサイト(orページ)の見出しになるテキストで、検索結果においてクリックする部分に当たる文章
のことです。
皆さんよくご存知の「Amazon」での検索結果です。赤で囲んでいるところがタイトルタグになります。HTMLソースでどこに記述すればいいかが分からない方は検索して調べてください。当ページでは割愛させていただきます。
弊社にもこのタイトルタグに関するご質問はよくいただきます。「SEO的にベストなタイトルタグの付け方はどんなのですか?」というものです。
実はこのタイトルタグ、SEO初心者の方も熟練者の方も一応は悩むものです。
余談ではありますが、弊社サイトの「いまどきのSEO対策.com」というタイトルタグは、本音を申しますとベストなタイトルタグではないかもしれません。「何をしてくれる会社なの?」「いまどきって何?」など、検索結果から訪問する方にさまざまな疑問を持たせるに違いありません。
弊社の場合はこのタイトル名でブランディングしてしまった以上、変更することが難しいという理由があります。ですので、これはこれでOKと自分に言い聞かせております。
ただ、「いまどきのSEO対策.com」というタイトルタグは「クリックしてみないとよく分からない」という面においては、設定の仕方は間違っていないかもしれません。タイトルタグは「検索ユーザーがクリックしたくなるものがベスト」であるからです。
さて、結論を先に申し上げましたが、タイトルタグを設定する上で重要なポイントを説明していきます。
1.重要なSEOキーワードを記述する
多くの方が意識される点でもあるでしょう。「タイトルタグにはキーワードを入れましょう」というのは、どこの情報サイトにも書かれていますし、多くの方がすでに実践されていることだと思います。
また、このタイトルタグには必然的にSEOで重要なキーワードは入るものでもあります。
例えば、大阪でエステを運営している会社なら「大阪のエステサロン◯◯◯!心斎橋駅徒歩3分」など、特に塾考せずともSEOで重要なキーワードは入ります。
タイトルにSEOキーワードを記述する必要性は「検索エンジンに何のサイトなのかを伝えるため」です。よく例えられますが、タイトルタグというのは書籍でいう本のタイトルと同じです。
図書館にズラッと並べられている本の中から読みたい本を探すとき、真っ先に見るのは本のタイトルでしょう。また、必然的に表紙のタイトルではなく側面に書かれているタイトルを見るはずです。
検索エンジンがインデックスから何のサイトかを探す場合は、もっといろんな要因が含まれておりますが、タイトルタグで何のサイトかを判断するウェイトは今も昔も大きいです。
実はもうひとつ、タイトルタグにキーワードを含ませる意味があります。それは「検索ユーザーが何のサイトなのか分かりやすいように」です。むしろ意識すべきはこちらのユーザー目線で良いかもしれません。
検索エンジンはタイトルタグにSEOキーワードが含まれていなくても、対象SEOキーワードで1ページ目に表示させたりします。タイトル以外にも実際のサイトコンテンツの充実度であったり被リンク要因でWEBページは評価されるからです。
ただ、やはりユーザー心理を考えますと、実際に自分が検索したキーワードが記述されているタイトルのサイトを見たくなるというものです。これは安心感によるものだと弊社は考えます。
また、検索エンジンもそういったユーザー心理を当然理解しており、必然的にSEOのアルゴリズムに組み込んでいると考えても良いかもしれません。
以上の2つの理由から、タイトルタグにはキーワードをしっかりと記述するようにしましょう。
2.過剰にSEOキーワードを詰め込んで長くなり過ぎない
タイトルタグにキーワードを記述することの重要性は先に述べましたが、だからといって狙っているSEOキーワードを何でも記述すれば良いというものではありません。また、キーワードを記述し過ぎて長過ぎるタイトルタグも、SEO上、ユーザーの利便性上ともによくありません。
「タイトルタグの文字数は何文字ぐらいがベスト」というのは私はないと思っておりますが、目安として「PCのGoogle検索において途中で切れない程度の長さ」がちょうど良いのではないでしょうか。
GoogleよりYahoo!のほうがタイトルタグが長く表示されますので、Googleに合わせておけばYahoo!も対応可能です。
ただ、この「長い短い」というのはSEOのアルゴリズムには影響しません。「短いほうが順位が上がる」「長いほうが順位が上がる」といったことはなく、むしろ好みもあるかもしれません。短くスッキリしたタイトルのほうが好きであれば、ポイントをしっかり押さえて短めに設定すれば良いでしょう。
ありがちなのが、不動産や歯科医院などにおける対応地域でしょうか。運営者の心理としましては「できる限りたくさんの地域で引っ掛かって欲しい」という理由で、極端な話、タイトルタグが地域の羅列になっているケースが見受けられます。
多く記述すればたくさんのキーワード(地域+歯科医院等)で引っ掛かりやすいというのはある意味事実です。ただ、あまり記述し過ぎると分散されてしまい、どの地域キーワードでも中途半端な位置に表示されてしまう恐れもあります。また、何より検索ユーザーが見にくくて仕方ありません。
詳しくは後述しますが、見易さや分かり易さを犠牲にしてまでタイトルタグを長くする必要は一切ありません。タイトルタグはSEO対策をする上で重要ではありますが、逆にタイトルタグで補強できるSEO効果など知れてます。
3.どのページも似たようなタイトルにならないよう注意する
これはタイトルタグだけでなくコンテンツそのものにも言えることなんですが、極力ページにオリジナリティを持たせることが昨今のSEO対策で重要なことです。
似通ったタイトルタグのページが複数存在すると、検索エンジンは「コンテンツのバリエーションに乏しいサイト」「類似コンテンツが複数あるサイト」などと判断し、WEBサイトの評価を下げる可能性があります。
また、タイトルタグが重複しているとGoogle Search Console(旧WEBマスターツール)に登録していれば警告のメッセージが届くようになっております。
「タイトルが重複している=順位低下」という極端な事例はそうありませんが、塵も積もれば山となるがSEO対策です。改善しておくに越したことはないでしょう。
もう1点、タイトルタグが似通っているSEOのマイナス面としまして、特定のSEOキーワードにてサイト内でのテーマ分散が起こってしまい、結果、特定のSEOキーワードにて順位が上がり辛くなるケースがあります。
検索エンジンはサイト内において「検索クエリにベストなWEBページ」を探します。これは可能な限り絞られているほうが検索エンジンも迷わずに済み、また、可能な限り絞られているほうがSEOテーマの分散が起きないため、WEBサイトのポテンシャルをフルに発揮することが可能になっています。
どれだけたくさんの有意義な情報が盛り込まれていても、このあたりのSEOチューニングが上手にできていないと「本来サイトが持っている価値=検索順位」になりません。SEO対策の内部における難しさはここにあると私は思っております。
4.検索ユーザーの興味を惹くクリックしたくなるタイトルにする
結局、タイトルタグを決める上で一番重要なポイントはこれでしょう。賛否両論あるかもしれませんが、少なくとも私はそう思っており、クライアントからの質問にもそう回答しております。
タイトルタグというものは、検索結果において貴方のWEBサイトへの入り口になります。どれだけコンテンツが充実していて見やすくても、また検索ユーザーのニーズを満たすものであっても、クリックして訪問してくれないと意味がありません。
検索結果からの流入を左右できるのは、タイトルタグとメタディスクリプション(meta description)だけです。先にも述べましたが、SEO対策は他でも可能ですので、タイトルタグは貴方のWEBサイトの入り口の誘導者にしてあげてください。タイトルタグの一番大事な仕事はそれです。
検索結果の1ページ目に入ると、多くのサイト運営者がクリック率(CTR)と戦うことになります。SEO初心者の方の場合、検索結果の1ページ目に入ってからタイトルタグをコロコロと変えるのをよく見かけます。
もちろん、それは悪いことではないのですが、なるべく上位表示される前にタイトルタグは固定しておくのが望ましいというのが、私の考えです。
考え過ぎかもしれませんが、Googleは「安定」を好みます。ドメインの運用歴然り、リンクされてからの時間然り、こういった「時間」や「安定」といった要素をランキングの決定要因のひとつにしている可能性があります。
どのようなタイトルタグが良いかは、サイトによってバラバラでしょうし、具体的にここで挙げるのは難しいです。サイト運営者である貴方が一番分かっていることですし、貴サイトにとってベストなタイトルタグを設定してみてください。
ひとつアドバイスさせていただくとすれば「ライバルサイトとあまり似ていない独自性のあるタイトルタグにする」です。これはあらゆる面で優位性を生むことになります。検索結果の1ページ目において、他のサイトとちょっと違うタイトルタグであれば検索ユーザーの目を惹くことになります。
以上のように、タイトルタグはとても重要な要素を持っています。タイトルタグが設定されていない、あるいは不適切であれば今はGoogleが勝手に書き換えて検索結果に表示してくれますが、言うまでもなくタイトルタグはきっちりと自分で設定するのがベストです。
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