最終更新日 2024年4月21日 by 土居通成
こんにちは、株式会社ドゥアイの土居です。SEO業界でのキャリアはもう17年になります。特に外部リンクの効果について深い知識を持っていると自負しておる次第です。
今日は、SEOにおける外部リンクの重要性に焦点を当てて話を進めたいと思います。
外部リンクは、単にサイト間の接続点としての役割を超え、あなたのウェブサイトへの信頼性と価値の指標として機能します。これらのリンクが多いほど、Googleはあなたのサイトを有益で価値あるものと見なしやすくなります。
しかし、ここで重要なのは「質」です。
ただ多くのリンクを集めればいいというわけではありません。どのようなサイトからリンクされているか、そのリンクがどのように配置されているかが重要なのです。
これからその詳細について、さらに掘り下げて説明していきましょう。
その前に・・・
冒頭で結論からまず申し上げたいのですが、巷で「外部リンクは効果がない」「外部リンクはペナルティを受ける」などの見解が一般に広まっている感が否めないですが、これらは間違いです。
例えば、アムウェイのディストリビューターが自身のブログで商品を紹介する場合、その商品を販売しているサイトって、ペナルティ受けると思いますか?
料理が趣味の専業主婦のブログから、レシピサイトへ外部リンクを飛ばす、これって効果ないと思いますか?Googleに否認されると思いますか?ペナルティ受けると思いますか?
そんなことが起こり得るのならば、簡単に検索結果から競合サイトを蹴落とすことができますし、EEATの権威性もクソもなくなります。
考え方の基本はこれです、正しく物事を理解しましょう。
ただし、危険性のある外部リンクも存在しますので、もしリンク業者さんを利用するなら必ず申し込み前にリンク元のサンプルを開示してもらってください。
これに対応してくれない業者さんの利用はやめた方が良いです。
外部リンクの基本
外部リンクがSEOに与える影響
さて、まずは外部リンクがSEOに与える影響について、詳しくお話しします。
外部リンクは、Googleによるサイトの信頼性と権威性の評価に大きく寄与します。
例えば、あなたのサイトが他の信頼できるサイトからリンクされている場合、それはGoogleにとって、あなたのコンテンツが価値があると認識される強いサインです。
こうしたリンクを「信頼の投票」とも言います。
ただし、リンク元のサイトの品質は非常に重要です。権威のあるサイトからのリンクは、低品質なサイトからのものよりもはるかに大きな価値を持ちます。
具体的には、以下のような影響があります:
- ランキング向上: 良質な外部リンクは、検索結果におけるあなたのページの順位を向上させる可能性があります。
- 信頼性の向上: 信頼できるソースからのリンクは、サイト全体の信頼性を向上させ、ユーザーに安心感を提供します。
- トラフィックの増加: 良質なリンクは直接的なトラフィック増加に繋がります。リンク元のサイトから新しい訪問者が流入することが期待できます。
信頼性とPageRankの関係
GoogleのPageRankアルゴリズムは、ウェブサイトの重要性を計算する際に外部リンクを重要な要素として考慮します。良質なリンクが多ければ多いほど、高いPageRankを得ることが可能です。
関連:Google Still Uses PageRank. Here’s What It Is & How They Use It(邦題:GoogleはまだPageRankを使用しています。ページランクとは何か?)
これは、サイトの信頼性と権威性が高いと評価されるためです。以下の表は、外部リンクの質とPageRankとの関連を示しています。
リンクの質 | PageRankの影響 |
---|---|
高品質 | 高い影響 |
中品質 | 中程度の影響 |
低品質 | 低い影響 |
良質な外部リンクの特徴
良質な外部リンクを識別するための主な特徴を見てみましょう。
- 関連性: リンク元のサイトがあなたの業界やトピックと関連が深いこと。
- 権威性: リンク元が業界内で認知され、尊敬されているサイトであること。
- トラフィック: リンク元のサイトが高いトラフィックを持っていること。
- リンクの配置: リンクが自然な文脈で配置され、強制的ではないこと。
これらの特徴を持つリンクは、SEOにおけるあなたのサイトの成功に大きく貢献します。リンク構築においては、これらの要素を意識することが重要かと思います。
SEO戦略の立案において、これらの要素を意識することで、より効果的なリンク構築を行うことができます。外部リンクは単なる数字の積み重ねではなく、その質によって大きく結果が左右されるのですから、賢くリンクを選び、慎重に取り組んでいくことが成功の鍵となります。
「権威あるサイトからのリンク」はもちろん効果ありますが、例えば大学の公式サイトとか政府ドメインとか、そんなレベルのサイトからリンクを受けるなんて、普通はありません。
ここで間違ってはいけないのは、そういった「大学の公式サイトとか政府ドメインからのリンクでないと効果がない、意味がない」ということじゃないんです。
効果・評価の強弱は確かにありますが、大して有名じゃない一般人が運営しているブログで紹介されるのも、価値がありますし、評価もされるんです。
GoogleのPageRankアルゴリズムについては、昔からSEOに携わっている人ならご存知かと思います。私も昔「Google PageRankの数理 ―最強検索エンジンのランキング手法を求めて」という難しい本を読んだものです。(Amazonリンク貼ってますが、今は別に読まなくてもいいですよ。)
で、このPageRank、今でも実は使用されていると海外のSEOスペシャリストは言ってますし、実際におそらくそれに近いものは指標としてアルゴリズムに組み込まれてます。もっと言うと、外部リンクが増えたら順位が上がるのは、このPageRankアルゴリズムが機能しているからです。
具体的に何が良質な外部リンクか?
さて、先に少し言及しましたが、良質な外部リンクの特徴について、さらに掘り下げて皆さんがよく理解できるように解説していきます。
権威あるソースからのリンク
良質な外部リンクの最も大切な特徴は、そのリンクが権威あるソースから来ていることです。
例えば、教育機関や政府関連のウェブサイト、業界をリードする専門企業のサイトからのリンクは、Googleにとって非常に価値が高いとされています。これらのサイトは信頼性が高く、それにリンクされることで、あなたのサイトも信頼性を担保されるわけです。
具体的な例:
- 教育機関(.edu)
- 政府機関(.gov)
- 主要なニュースサイト
このようなリンクは、あなたのサイトの信頼度を向上させるだけでなく、SEO評価を高める効果(順位を上げる効果)もあります。
関連性の高いコンテンツ
リンク元のページのコンテンツが、リンク先のサイトの主題と密接に関連している必要があります。Googleは、コンテンツの関連性を非常に重視しており、関連性が高いほど、そのリンクからの推薦が強くなります。
ここで一つの表を使って、関連性の高いリンクとその特徴を見てみましょう。
リンク元のタイプ | 例 | 関連性の理由 |
---|---|---|
業界ブログ | テクノロジーニュースサイト | テクノロジー製品に関する詳細なレビュー |
アカデミック | 大学の研究ページ | 特定の科学的研究に基づく情報 |
ニュースサイト | 経済ニュース | 市場動向に関する分析記事 |
リンクの自然性
最後に、リンクは自然に生成されたものである必要があります。つまり、人工的にリンクを増やす行為(リンク購入やリンクファームの利用など)は、Googleのペナルティの対象となることがあります。
自然なリンクは、そのコンテンツが本当に価値があると判断された結果、他のサイトの運営者が自発的にリンクを貼るケースです。これは、あなたのサイトが高品質であるという証拠にもなります。
以上が良質な外部リンクの3つの重要な特徴です。これらのポイントを意識してアプローチすることが、サイトのSEOパフォーマンスを大きく左右することになるでしょう。それぞれのリンクがどれだけあなたのサイトにとって「価値ある票」であるかを評価する視点を持つことが重要です。
「関連性の高いコンテンツ」に関して、例えばあなたが行政書士でサイトを運営しているとして、とある経営者のブログやサイトから「ここの行政書士さん、いいよ!」と紹介されて貼られるリンク、などが相当します。
この手のリンク効果に関しては疑う余地もなく、行政書士さんのサイトの権威性を上げてくれ、検索順位においてポジティブな影響をもたらす、というのが弊社の見方です。
で、少し話は逸れますが、例えばこの経営者が「行政書士さんのサイトの順位を上げるために意図的にリンクを貼って紹介した」場合はどうでしょうか?後述の「補足2」にもつながるのですが、当然ながら、別にリンク効果は変わりません。これ、結構重要な見方です。
「リンクの自然性」に関してですが、ページ冒頭の例で書きましたが、例えば、
・料理が趣味の専業主婦が自身の料理ブログからレシピサイトにリンクを飛ばす
・レシピサイトの運営者が友達の専業主婦に「ブログ書いたときにまたうちのサイト紹介しといてよ!今後ご飯奢るし!」と言ってリンク飛ばしてもらう
これって、普通考えて見分けはつきませんよね?「リンクされている」というひとつの事実に変わりはありません。
Googleがレシピサイトの運営者と専業主婦に事情聴取しても、かなり難しいと思います。少なくとも、アルゴリズムで検知することは不可能でしょう。
まあ、結局そういうことなんですが、昨今のAIコンテンツのペナルティ云々の話もそうなんですけど、以下の2つが重要かと。
・やりすぎない
・パターン化しない
AIコンテンツでも普通に上がりますし、自作自演リンクでも普通に上がります。ただ、ジャンルによってはやり過ぎるとフラグが立つ可能性があるので、、、って感じです。あとはサイト体力ですね。まあこのあたりはまた別記事でお話しします。
シェアされやすいコンテンツの作成方法
次に、シェアされやすいコンテンツの作成方法について、具体的なアプローチを共有したいと思います。良質な外部リンクを自然に獲得するためには、シェアされやすいコンテンツを作成することが鍵となります。
ターゲットオーディエンスの理解
まず最初に、コンテンツをシェアしてもらうためには、誰にどのような情報が求められているのかを正確に把握することが重要です。ターゲットオーディエンスの興味やニーズ、悩みを理解することで、彼らが価値を感じ共有したくなるようなコンテンツを計画的に作成できます。
例えば、健康食品を販売している場合、健康や栄養に関心が高い人々をターゲットにした、科学的根拠に基づく食生活の改善方法を提供する記事は、非常に関心を引きやすいです。
また、そういう記事はGoogleにも評価されます。
コンテンツのオリジナリティ
次に、オリジナリティを出すためには、他では見られない独自の視点や情報を提供することが大切です。これには、専門的な知見や最新の研究結果を取り入れることが効果的です。
これ、めちゃくちゃ大事です。
関連ワードやサジェストを網羅しただけのどこでもある記事など、はっきり言って価値はありませんし、Googleの評価も低いです。
もうひとつ、別にあなたが何かの専門家である必要もありません、あなた独自の見方、検証に基づく知見に価値があるんです。
コンテンツの作り方についてはまた別記事で書きますが、Xでも誰か仰ってましたが、ライバルサイトの調査とか正直、あんまり意味はないよなーと、個人的には考えてます。
コンテンツの視覚的魅力
また、コンテンツが視覚的に魅力的であることもシェアを促す重要な要素です。見やすいレイアウト、魅力的な画像、インフォグラフィックスを用いることで、読者の関心を引き、情報を簡単に消化できるようにします。
ここで、一つの具体的な表を使いましょう:
コンテンツタイプ | 効果 | 例 |
---|---|---|
インフォグラフィック | 高い視覚的魅力 | 栄養成分の比較 |
ビデオ | 高いエンゲージメント | レシピの実演動画 |
ロングフォーム記事 | 詳細な情報提供 | 総合的な健康ガイド |
この表に示すように、コンテンツの種類ごとに最適な形式を選ぶことが、ターゲットオーディエンスにリーチし、彼らに共有してもらう可能性を高めます。
SEO目線でいうと、テキストベースでリライトしてもなかなか順位が上がらない場合、表やインフォグラフィックなどを足してみてください。
もちろん表やインフォグラフィックなら何でもいいってわけじゃないですが、頭打ちが解消されることもありますよ。
まあ、この記事はテキストだらけですが・・・
SNSでの拡散戦略
最後に、SNSで効果的にコンテンツを拡散するための戦略を立てることが重要です。シェアを促すためには、投稿に直接的な呼びかけをすること、タイムリリーを設定するなどが効果的です。
また、人々が共感しやすいストーリーテリングを取り入れることで、読者が内容を自分事として感じ、シェアの意欲を高めることができます。
るーびーなう pic.twitter.com/SyYUqhzUMk
— 土居通成 (@imadokiseo) April 5, 2024
このように、シェアされやすいコンテンツを作成することは、SEOにおける外部リンク獲得の非常に有効な手段です。読者の興味を引き、彼らが価値を感じるコンテンツを提供することで、自然とそのコンテンツが広まり、多くの良質な外部リンクを獲得することが可能になります。
シェアされやすいコンテンツ作成ですが、そもそもSNSを運営してなかったり、フォロワーが5とかしかいなかったら、シェアしてもあまり意味はありませんし、SNS運営してなかったらシェアできません。
なので、SEO専門家目線で言うならば「シェアされやすいコンテンツ=SEOで評価されるコンテンツ」と考えることが重要で、まずはGoogleで評価されるようなコンテンツを作って、検索で露出してアクセスを増やすことを考えた方がいいかなと思います。
「Googleで評価される」って表現に関して「お前は間違ってる!ユーザーのためじゃボケ!」と一部で言われそうですが、どこから物事を見るか?だけの話で、結局Googleの評価なんですよ。物事の本質を見る目を養いましょう。
権威あるサイトへの外部リンクの重要性
さて、「そのページからリンクを出す」、つまり発リンクの意味と、権威あるサイトへ外部リンクを出すことの重要性についてお話しします。
発リンクの基本とそのSEO効果
発リンクとは、自サイトから他のウェブサイトへ向けて設置されるリンクのことを指します。
この行為がなぜ重要かというと、リンク先のコンテンツの質が反映されるからです。権威のあるサイトへリンクすることで、あなたのサイトも信頼性があると評価されることが多いです。
「自サイトの権威性を上げるにはどうすればいいか?」というのは、E-E-A-Tの概念からも重要になってくるわけですが、手っ取り早いのは権威性のあるサイトにリンクを貼ることです。
まあ、このあたりは小手先感は否めないですが、実際にその方が記事の信頼性も上がりますし、訪問者にも役に立ちますよね?
リンクの質の選定方法
権威あるサイトへのリンクは、そのサイトがどれだけ信頼されているかに大きく依存します。あくまで参考程度ですが、以下を参考にリンク先を選定してください。
- ドメインの権威 – MozのDomain Authorityなどのツールを使用して測定。
- コンテンツの質 – オリジナルで詳細かつ最新の情報を提供しているか。
- ユーザーエンゲージメント – コメントやソーシャルメディアでの共有が活発か。
SEO効果を最大化するためのリンク配置戦略
リンクを配置する際には、その位置も重要です。ページ内で自然に流れる形でリンクを挿入することがカギとなります。
たとえば、解説しているコンテンツに直接関連するセクションにリンクを設置することで、ユーザーが情報を求めてクリックする可能性が高まります。
また、以下のように、リンクを出すページの種類によって、その効果が異なります。
リンクのタイプ | 効果 | 理想的な配置 |
---|---|---|
教育機関のページ | 信頼性が高い | コンテンツの説明部分 |
政府機関のページ | 情報の正確性が高い | 統計や報告書の参照時 |
専門家のブログ | 専門性が評価される | 技術的な詳細の解説時 |
これらの点を意識することで、外部リンクはただのナビゲーションツール以上の価値を生み出し、SEOにおいても大きな効果を発揮することができます。
エイチレフスやモズといった有名どころのツールの数字ですが、これもあくまで参考程度に留めておいた方が良いです。
というのも、Googleは独自の指標でサイト(ドメイン)を評価しているところがあって、例えばnofollowでのリンクも普通に評価しています。
もちろん「どこからリンクされているか?」というのは重要になってくるとは思いますが、「nofollowだけどしっかり紹介されて言及されてるよね」という目線も持っています。
ユーザーからすればnofollowであろうがfollowであろうが関係ありません。なので、どちらかというと昔と違ってGoogleは生身の人間みたいになってきているので、そのあたりは頭に入れておく必要はあるでしょう。
外部リンク獲得のための具体的な方法
次に、外部リンクを効果的に獲得するさまざまな方法についてお話しします。
ゲストブログや共同プロジェクト
ゲストブログは、他のウェブサイトで自分の記事を公開することです。日本ではあんまり馴染みがないかもしれませんが、この方法は、新しい視聴者にリーチする絶好の機会を提供します。
記事には自サイトへのリンクを含めることができ、これが外部リンクとなります。しかし、ただのリンク掲載ではなく、読者にとって価値のある内容を提供することがカギです。
共同プロジェクトでは、他の業界関係者や専門家と協力して何かを創出します。
例えば、共同でウェビナーを開催したり、業界のレポートを共著で作成することが挙げられます。これらの活動を通じて、参加者のウェブサイトやソーシャルメディアで自サイトへのリンクが共有されることが期待できます。
ゲストブログ投稿の手順:
- 自サイトと関連性の高い有力メディアを探す
業界や扱うテーマが近いサイトをリストアップします。月間PVが多く、ドメインオーソリティの高いサイトが望ましいです。 - 投稿テーマを考える
投稿先サイトの読者にとって価値のある、オリジナリティのあるテーマを設定します。自サイトの専門性を活かせるトピックがよいでしょう。 - 投稿先サイトに問い合わせる
ゲスト投稿の受け入れ状況を確認し、テーマの提案をします。その際、自サイトの実績や専門性をアピールすることが重要です。 - 質の高いコンテンツを作成する
読者にとって有益で独自性のある内容にします。自サイトへの被リンクは自然な形で1〜2個程度に留めましょう。 - 投稿後のフォローアップ
SNSでの拡散や、自サイトからのリンクなどで投稿記事を積極的に広めていきます。コメントへの返信なども丁寧に行います。
注意点:
- 被リンク目的が見え見えの不自然な内容は避ける。あくまで読者にとって価値ある記事を心がける。
- 投稿先サイトとの関連性を重視する。関連の薄いサイトからの被リンクはSEO効果が低い。
- ゲスト投稿の依頼が通りやすいよう、日頃から自サイトの質とオーソリティを高めておく。
ゲストブログ投稿は手間暇がかかる地道な施策ですが、外部リンク獲得における王道の手法です。関連性が高く権威あるサイトを狙って、丁寧にアプローチしていくことが成功のカギになります。
この戦略を使うことで、信頼性と見える範囲が大きく広がります。
ただ、このゲストブログ投稿は正直微妙なところでして、昔マットカッツさんが「SEO目的の投稿はやめてよ」ってブログ記事書いてます。
参考:「SEO目的のゲストブログはやめるべき」とGoogleのマット・カッツ氏が警告
また、ちょっとリソースは忘れましたが、最近でもこのゲストブログ投稿は確か悪い意味で海外で話題になっており、かなりスキルを要する外部リンク獲得法なのかなと、個人的には感じます。
SNSを活用した被リンク増加戦略
次に、SNSを活用した被リンク増加の戦略について考えてみましょう。SNSは、広範囲にわたるオーディエンスへ素早くアクセスする手段として、非常に有効です。
ここで重要なのは、シェアされるような魅力的なコンテンツを創造することです。
例えば、インフォグラフィックや動画など、視覚的に魅力的なコンテンツはSNSでの共有が期待できます。また、業界の最新情報やトレンドを取り上げた投稿は、専門性を示しつつ関心を引くことができます。
SNS戦略:
SNSプラットフォーム | コンテンツタイプ | 目的 |
---|---|---|
インフォグラフィック | 視覚的魅力で関心を集め、シェアを促進 | |
業界ニュース | 専門性を示し、情報の更新性でフォロワーを引き付ける | |
ライブセッション | 直接的なコミュニケーションとエンゲージメントの向上 |
こうした具体的なアプローチによって、自サイトへのリンクが自然と増え、SEO効果を高めることができます。さらに、これらの活動から生まれる社外との関係は、将来的にも大きな資産となるでしょう。
知り合いのブロガーに紹介してもらう
外部リンクを獲得する際に、非常に有効な方法の一つが「知り合いのブロガーに紹介してもらう」ことです。これは個人的な関係を活かす戦略で、信頼性のあるリンクを自然な形で獲得することが可能かと思われます。
まず、この方法の大きなメリットは、すでに築かれた信頼関係に基づくため、ブロガーが自分の読者に対して自然に推薦できる点にあります。
具体的には、あなたの提供するコンテンツやサービスがブロガーの内容と関連性が高い場合、ブロガーはそのリンクを自分のブログに貼ることに抵抗が少なくなります。
ブロガーへのアプローチ:
実際のアプローチとしては、まずはリンクを求める前にブロガーとの関係を深めることが重要です。例えば、
- 彼らの記事にコメントを残す
- SNSで積極的に交流する
- 彼らのブログ投稿を共有する
などです。これにより、自然とあなたへの信頼が築かれ、リンクを紹介してもらいやすくなります。
ブロガーへの価値の提供:
次に、具体的にリンクの紹介を依頼する際は、どのようにあなたのページがブロガーのコンテンツと相互に価値を提供できるかを明確に伝えることが重要です。
たとえば、あなたのページがどのようにしてブロガーの読者に有益な情報を提供するか、またはブロガーの記事とどのように連携できるかを具体的に提案します。
この方法を用いることで、ただのリンク獲得以上の価値を生むことができます。それは、長期的な協力関係の構築にもつながり、互いのウェブサイトの成長を支え合うことになります。
姉妹サイトを運営してそこから紹介する
次、姉妹サイトの活用も非常に効果的な手法の一つです。自社で複数の関連サイトを運営することによって、それぞれのサイトから互いにリンクし合うことが可能になります。(相互でなくても構わないと思います)
この戦略にはいくつか重要なポイントがありますので、具体的に解説していきますね。
※いわゆる自作自演に該当するのですが、普通に日本の企業サイトとかやってますよね(笑)
- 関連性の高いコンテンツの展開
姉妹サイト間でリンクを交換する際には、サイト間の関連性が非常に重要です。例えば、あるサイトが健康食品に特化している場合、もう一方のサイトはフィットネスやウェルネス情報を扱うことで、内容が自然とリンクしやすくなります。 - 品質を保つことの重要性
リンクは単に数を増やすだけではなく、それぞれのリンクが提供する価値にも注目する必要があります。姉妹サイトからのリンクは、信頼性と権威を示すものでなければなりません。そのためには、常に質の高い、ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供し続けることが求められます。 - ペナルティの回避
検索エンジンは自作自演のリンクを好まないため、姉妹サイト間のリンク構築には注意が必要です。過度なリンク交換は避け、自然なコンテキストでリンクが挿入されていることを心掛けることが大切です。
これらのポイントを意識することで、姉妹サイトを効果的に利用し、SEOの強化を図ることができます。
サイト間での相互リンクは、適切に管理されていれば、検索エンジンによる評価を高め、自作自演であっても結果としてウェブサイト全体の信頼性向上に繋がります。
以上が外部リンク獲得のための具体的な方法です。どれも戦略的にアプロローチします。それぞれ異なる視点からのアプローチを取り入れ、サイトのSEOを強化するための貴重なリンクを確保してください。
外部リンク獲得手段として、実はまだまだあって、先の姉妹サイトのところでも言及しましたが「自作自演」という方法があります。この自作自演リンクを「外部リンク獲得手段」と考えるかは微妙ですが、正直一番手っ取り早いです。
ただ、1点覚えておいて欲しいのは、サイトオーナーは自作自演リンクをやってる暇あったら、自社のコンテンツ作成に時間と労力を割いた方が絶対にいいです。
また、下手すると順位低下を招く恐れがあって、素人が手を出す領域じゃないです。
ただ、自作自演って本人が気づいてないだけで結構やってるものです。例えば、最近少なくなってるかもしれませんが、アメブロとかで自身サイト、紹介したりしてませんか?
それも立派な自作自演です。もちろんアメブロは一時例として挙げただけで、他にもたくさんのケースがあると思います。
SEOにおける外部リンク対策のグレー的側面
さて、先の段落で姉妹サイトからリンクを送る、というお話をしましたが、こちらに関して少し個人的な見解を述べてみたいと思います。
例えば企業が複数のメディアサイトを運営しており、それぞれにリンクを貼り合うなんて普通のことなわけなんですが、もちろんそれに対してGoogleはお咎めもおそらくないでしょうし、実際に今も昔も普通のことだと思います。
でも、”実際”は自社でサイトを複数作成し、そこからリンクを送っているわけですから、その側面から見たらこれは自作自演と考えられないこともないかもしれません。
ただ重要なのは、
「外部リンク対策目的でサイトを作成している訳ではない」
という点なんです。
GoogleのAIコンテンツのガイドラインから学ぶ
少し話は外部リンクからそれますが、AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンスの中で、
と書かれてます。
これつまり、「AIコンテンツがペナルティを受ける」「AI記事がスパム」なんて一言も書いてない訳で、要は、
「どのような目的でAIコンテンツを活用しているか?」
という話です。
結局、自作自演リンクはどう見ればいい?
SEOにおける外部リンクに関しても、これと似たような側面を持っていると私は考えております。
もう一度言いますね。
例えば企業が外部メディアでブログを運営して、そこから企業サイトにリンクを貼って紹介するなんて普通じゃないですか?
これは「企業の外部ブログである」という体(てい)があって、それはまさに正義なわけですから、正々堂々と外部リンクとして送れる訳なんです。
いや、今はオウンドメディアとかで、本体ドメインにブログ仕込んで更新して、たまにはそら企業のサービスページにリンクを送ったりもするでしょう。
さっき紹介したアメブロの事例もそうで、このへんは皆一緒です。
ただこれが、例えば「外部リンク対策目的で外部ブログの運営を始めたらどうなのか?」「外部リンク対策目的で姉妹サイトを作ったらどうなのか?」という話なんです。
これはGoogle的にはNGでしょう。
って感じなんですけど、皆さんはどう思われます?
オイラが自演リンクSEOを重視するのは
Gが被リンクを高く評価してるしドメインの価値も高めてくれるから😌
で、もう一つ
BERT以降のGは記事内容を読み解く手段として
「どんなアンカーテキストでリンクされてるか」を重視してるから☝️
記事内容を正確に把握させる上でもテキストでの被リンクは重要!😉— ソロモン@SEO・サイトアフィリエイト研究所 (@Inforesortjapan) April 15, 2024
X(旧ツイッター)でこういったツイートをされている方を見ると何かホッとすると言いますか、仲間を見つけた感じがします 😎
アフィリエイトサイトと一般的なサイトのSEO戦略は結構違いますが、とはいえ共通点も多く、当然被リンク(外部リンク)の重要性は今も昔もどのジャンルも変わりません。
まとめ
この記事ではSEOにおける外部リンク効果について詳しく解説しました。
おそらく誰も書かないであろう部分まで突っ込んで書いたつもりですが、独自性という部分でこの記事も評価されるかもしれません(笑)
もう一度言いますが、SEOにおいて外部リンクの効果は当たり前にありまして、それをどう獲得するか?という話です。
「コンテンツSEO」という、個人的に「そんなん当たり前やんけ」という言葉が蔓延して以来、外部リンクに関しては日本では少々表沙汰にしにくくなった感はあるかもしれません。
2007年にSEOコンサルティングドゥアイを立ち上げて以来、もう17年もリンクに関して研究してきている私からすれば「SEOは終わった」とか「外部リンクは効果ない」とか、そういう風には全然思いません。
ただ、一部のジャンルで上位表示をするのは本当に難しくなりましたよね・・・小手先のアフィリサイトは本当にしんどくなりました。
最後にちょっとだけアドバイスを。
自作自演するなら上げたいページに上げたいキーワードのアンカー含めてリンク貼るとかのやり方じゃ、なかなか効果でませんよ。
さっき「素人が手を出す領域じゃないです」って言いましたけど、結局Googleのアルゴリズムとか検索結果のこととか、総合的に分かってないと下手したら良くない結果を招く恐れがあります。
ただ怖いのが、コンテンツ作成の部分でも下手したら普通に評価下落を招くので、というか外部リンクの部分よりもそっちの方が難しく危ないよなーと、思うわけなんですよね。